ベネズエラヤママユガの毒性や特徴について紹介!!

2019年2月13日

ベネズエラヤママユガの毒性や特徴について紹介!!

ベネズエラヤママユガは毒性が強いことで知られている幼虫です。見た目も毒毒しく、気持ち悪いので有名です。今回の記事では、ベネズエラヤママユガの毒性や特徴について紹介します。

 

 

ベネズエラヤママユガは毒性が非常に強くて、人を殺してしまうほど強力です。見た目もカラフルで、とても毒々しいです。

 

今回の記事では、ベネズエラヤママユガの毒性た特徴について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

 

 

ベネズエラヤママユガの特徴

 

ベネズエラヤママユガはヤママユガ科に属している蛾で、名前の通りベネズエラなどの中南米の熱帯に生息しています。

 

ベネズエラヤママユガの幼虫は見た目がとても毒々しくて奇妙な見た目をしています。幼虫の体長は5cmほどで、体には様々な長さのトゲで覆われています。

 

しかも周囲の環境に合わせて、緑色から茶色など体色を変化させることができるそうです。周囲の環境に溶け込むことができて、強力な毒を持っているので、殺人毛虫とも呼ばれています。

 

成虫になると毒は無くなります。ベネズエラヤママユガの成虫は毒を持っていないので、枯葉に擬態することによって、鳥などの外敵から身を守っています。

 

体長は羽を広げた大きさで15cm程度で、茶色い体色をしています。

 

 

 

ベネズエラヤママユガの生態

 

 

先ほども紹介しましたが、ベネズエラヤママユガは熱帯雨林に生息しています。

 

現地ではジャングルの奥地に生息しているので、人と接触することはほとんどないそうです。ただ、場所によってか開発が進んでいて、環境破壊の影響などで、人が住む地域でも発見されることがあるようです。

 

幼虫はコナラやクヌギなどのブナ科の植物の葉を食べます。成虫になると口が退化してしまうので、餌を食べることはありません。

 

なので、成虫の寿命は短く1〜2週間ほどです。その間にベネズエラヤママユガはパートナーを探して、交尾をして子孫を残します。

 

 

 

ベネズエラヤママユガの毒性について

 

 

ベネズエラヤママユガの幼虫は出血毒を持っています。ちなみに出血毒はハブやマムシが持っている毒と同じです。

 

出血毒を持っているので、刺されて出血すると血が止まらなくなります。出血毒は傷口だけでなく、毒が体内に回ってしまうと脳内や内臓でも出血を引き起こしてしまい最悪の場合死んでしまいます。

 

現地では、今までにベネズエラヤママユガの毒によって、500人以上が死亡してしまったようです。ただ、近年では血清が作られたので、死亡事故は減っています。

 

 

 

日本のヤママユガについて

ヤママユガ

 

日本にもヤママユガが生息しています。ただ、日本に生息しているヤママユガは毒を持っていません。

 

日本に生息しているヤママユガも大きくて羽を広げると15cmほどあります。体色は茶色くて枯葉のようになっているので、見た目も似ています。

 

幼虫の食性はベネズエラヤママユガと同様にコナラやクヌギなどの葉を食べています。見た目はベネズエラヤママユガとは違い、毒々しいトゲはついていません。

 

ヤママユガの幼虫には少し毛が生えていますが、その毛には毒がないので、触ることもできます。餌を用意することができれば、ヤママユガを飼育することもできます。

 

絹といえばカイコが有名ですが、ヤママユガの繭を使っても絹糸を作られています。ヤママユガの糸はとても細くてしなやかなので、ヤママユガの繭から絹糸を作るのはとても大変です。

 

ヤママユガの繭から作られた絹糸天蚕(てんさん)といい、カイコから作られたものよりも高価で、値段は100倍ほどするそうです。

 

色は緑色がかっていて繭はカイコに比べても大きいです。家畜化されているカイコと違って、飼育するのが少し難しいので値段が高いと言われています。

 

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