ヤママユガの特徴や生態・毒性について紹介!!
ヤママユガはとても大きな蛾で、毒々しい見た目をしていて迫力もあります。毒々しい見た目をしていてサイズも大きいので苦手な人も多いと思います。今回の記事ではヤママユガの特徴や生態について紹介します。
ヤママユガは北海道から本州まで広く分布しているので、カブトムシやクワガタなどを探しに行くと見かけることもあります。
サイズが大きくて迫力ももありますが、毒はないので、飼おうと思えば飼育することもできます。
今回の記事ではヤママユガの特徴と生態について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
ヤママユガの特徴
ヤママユガは羽を広げると最大で15cmほどまで成長するとても大きな蛾です。大きく成長すると手の平ほどの大きさになるとても迫力のある蛾です。
体色は褐色ですが、黄褐色や赤褐色、茶褐色など個体によって違います。4枚の翅にはそれぞれ紋と帯状の模様があります。
サイズがとても大きいので、蛾に詳しくなくても見分けることができると思います。
大きな蛾なのでその幼虫のサイズも大きく、大きなものだと55cmほどまで成長します。
幼虫は黄緑色の体色をしていて、体の脇に黄色いラインが入っています。
ヤママユガの生態
ヤママユガの生態は7〜9がごろになるとクヌギやコナラの近くで見かけることができます。
雑木林以外でも街灯などの明かりに集まることもあります。
ヤママユガは夏が終わって気温が下がってくるつ産卵をします。産卵した卵はそのまま冬を越して春になると孵化します。
ヤママユガの成虫は成虫になるときに口が退化してなくなってしまうので、成虫は餌を食べることができません。
なので、ヤママユガの成虫は産卵が終わるとその後寿命を迎えます。
春になって孵化した幼虫はクヌギやコナラ、などブナ系の葉やリンゴやサクラなどのバラ科のはを食べて成長します。
なので、ヤママユガを飼育する場合はブナ科かバラ科の葉っぱを与えてください。
幼虫は葉っぱを食べて成長して、5〜6月ごろになると蛹になります。また夏頃になると羽化して成虫になります。
ヤママユガの繭について
ヤママユガの繭から作った繊維を天蚕糸と言います。
天蚕糸は絹よりも高価で、絹の数十倍の値段で取引されている高級品です。絹はカイコのサナギから作られます。
ヤママユガの方がカイコよりも飼育や繁殖が難しいので天蚕糸の方が値段が高くなっています。
ヤママユガのサナギは綺麗な緑色をしていて、それから作る天蚕糸も綺麗な緑色をしているので、興味がある人は飼育して作ってみるのもいいと思います。
ヤママユガの毒性について
ヤママユガは毒々しい見た目をしていて、幼虫も終齢幼虫になると背中に細い毛が生えていますが毒は持っていません。
なので、手で掴むこともできるので、簡単に捕獲することができます。ヤママユガの幼虫はとても綺麗な緑色をしていて、見た目も可愛いです。
毒性の強い蛾ではベネズエラヤママユガが有名です。ベネズエラヤママユガはとても強力な毒を持っていて、幼虫の毒針に支ええると最悪の場合人間でさえ死んでしまうことがあります。
強力な毒を持っていて、危険な蛾ですが日本に生息しているヤママユガは毒を持っていないので安心してください。
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