ナミテントウの特徴や生態について紹介!!

2019年2月12日

ナミテントウの特徴や生態について紹介!!

ナミテントウは身近な昆虫でアブラムシを食べてくれるので益虫としても知られています。今回の記事では、ナミテントウの特徴や生態について紹介します。

 

 

ナミテントウはアブラムシを食べてくれるので、家庭菜園などをしている人にとっては益虫として知られています。

 

体色に様々なパターンがあることでも有名です。至る場所に生息していて見かけることが多いてんとう虫です。

 

今回の記事ではナミテントウの特徴や生態について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

 

 

ナミテントウの生態

 

 

てんとう虫の種類によってはアブラムシを食べないこともありますが、ナミテントウはナナホシテントウと同様にアブラムシをよく食べます。

 

特にナミテントウの幼虫はよくアブラムシを食べてくれます。ナミテントウは食欲が旺盛なので、アブラムシを食べ尽くすと、幼虫やサナギなどを食べてしまって共食いすることもあります。

 

北海道から四国、九州まで日本全国に広く生息しているテントウムシで見かけることの多いテントウムシです。

 

暖かくなると見かけることが多くなってきて、地域にもよりますが、3月ごろから見かけることができます。

 

暑い時期になるとまたみなくなりますが、涼しくなると11月ぐらいまで見かけることができます。11月をすぎて気温が下がってくるとナミテントウは集団で集まって冬眠をします。

 

ナナホシテントウと似ているてんとう虫ですが、ナナホシテントウは草の根元で冬眠をしますが、ナミテントウは集団で集まって密集して冬眠をします。

 

また、ナナホシテントウは寿命が短いので冬眠せずそのまま死んでしまうことが多いですが、ナミテントウは寿命が数年と長いので、集団で集まって冬眠をしています。

 

ナミテントウは民家の屋根裏や軒下などに冬眠することがあります。集団で集まっている姿が気持ち悪いので害虫として駆除されることもあります。

 

 

 

ナミテントウの特徴

 

 

ナミテントウの特徴はバリエーションの多い体色だと思います。ナミテントウの模様は本当に様々なバリエーションがあります。

 

他のてんとう虫の場合は色の濃さが違ったりすることはありますが、ナミテントウの場合や色や模様が違います。

 

よくみるのが丸い模様が左右に1つずつ付いているナミテントウですが、これもオレンジ色のものや赤色のものがいます。

 

また、丸い模様も様々なバリエーションがあります。

 

ほかにも4つの紋様がある種類やたくさんの紋様がある種類など様々な模様があります。黒地に赤やオレンジの模様を指定る種類が多いですが、赤字に黒の模様の個体もいます。

 

 

 

テントウムシの模様が派手な理由

 

 

テントウムシは派手な見た目をしていて、とても目立ちます。そんなに目立つ色をしているとすぐに捕食されてしまいそうですよね。

 

テントウムシのこの派手な色は警告色と言って、相手に食べたら危険なことを警告しています。

 

テントウムシは身の危険を感じると後ろ足の付け根から黄色い液体を出します。この黄色い液体はアルカロイドという物質が含まれている体液で、この体液には独特な苦味と臭みがります。

 

なのでテントウムシはわざと目立つ色で、自分を食べてもまずいことをアピールしています。

 

ナミテントウの飼育について

 

テントウムシはアブラムシを用意する事ができれば飼育する事ができます。

 

テントウムシは幼虫だけがアブラムシを食べるって思っている方もいるかもしれませんが、幼虫だけでなく成虫もアブラムシを食べます。

 

アブラムシはヨモギなどについています。ヨモギなどのアブラムシがついている草を探して、飼育ケージに入れておく事で飼育する事ができます。

 

アブラムシは冷蔵庫の野菜室で保管する事で長生きさせる事ができます。ジップロックやタッパーなどに入れて野菜室に入れておけば長生きさせられます。

 

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