ツチハンミョウの特徴と生態・毒性について紹介!!
ツチハンミョウはハンミョウという名前がついていますが、ハンミョウとは違う種類の昆虫です。毒を持っていることでも知られています。今回の記事では、ツチハンミョウの特徴と生態・毒性について紹介します。
ツチハンミョウは日本に生息している昆虫なので、見たことがある人もいると思います。カミキリモドキと同様の毒を持っているので、触ると炎症を起こすことがあります。
あまり知られていない昆虫ですが、毒を持っていたり幼虫はハナバチの巣に寄生したりなど面白い生態をしています。
今回の記事では、ツチハンミョウの特徴や整体について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
ツチハンミョウの特徴
ツチハンミョウは甲虫目ツチハンミョウ科に属している昆虫の総称です。
日本には15種類のツチハンミョウが生息しています。どの種類のツチハンミョウも体長は1〜3cmほどの小さい昆虫です。
体色は紺色で金属のように光沢があって綺麗な見た目をしています。お尻がおっきくなっていて特徴的です。
アリにも似ていますが、お尻の大きさで見分けることができます。アリに似ているので、地域によってはアリノオヤジという面白い名前で呼ばれています。
オスは触覚が中心部分まで膨らんでいて、メスは膨らんでいません。なのでオスとメスを簡単に見分けることができます。
ツチハンミョウの生態
ツチハンミョウはハナバチの巣に寄生するとても面白い生態をしています。
ツチハンミョウは数千個の卵を産みます。とても多くの卵を生むのには理由があります。
ツチハンミョウは地中に数千個の卵を産んで、孵化した幼虫は草に登り花の上でハナバチが来るのを待ちます。
ただ、ツチハンミョウはハナバチとそれ以外の昆虫を見分けることができないので、花に来た虫に手当たりしだいに乗っかります。
この時運よくハナバチのメスに乗ることができた個体だけハナバチの巣に寄生することができて、成虫になることができます。
ハナバチのメスに乗っかることができたツチハンミョウはハナバチが産卵するときに卵と一緒に巣の中に入ります。
巣の中に入ることができたツチハンミョウはハナバチの卵を食べて、その後、ハナバチが子供のために集めた蜜を食べて成長します。
ハナバチのメスに乗っかることができないと成虫になることができないので、ツチハンミョウはたくさんの卵を産んで、生存を運に任せています。
ツチハンミョウの毒性について
ツチハンミョウはカンタリジンという毒を持っています。
これは猛毒で、ツチハンミョウを間違えて食べると死んでしまうこともあるそうです。
ツチハンミョウの種類にもよりますが、成虫で4〜5匹ぐらいで成人の致死量に達します。
ツチハンミョウの体液内に毒を持っているので、ツチハンミョウを触ると水膨れができたり、皮膚炎になってしまうことがあります。
ツチハンミョウを潰してその体液に触れると皮膚炎などになるので、レジャーやキャンプに行くときは気をつけておきましょう。
ツチハンミョウを潰してしまう皮膚炎になったら流水で洗い流しましょう。
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