アゲハチョウの特徴やアゲハチョウの幼虫の飼育方法を紹介!!

2019年1月28日

アゲハチョウの特徴やアゲハチョウの幼虫の飼育方法を紹介!!

アゲハチョウの幼虫はミカンやキンカンなどの柑橘系の葉っぱについていて見かけることの多い昆虫です。見かける機会も多く、捕まえて飼育してみたい人も多いと思います。今回の記事ではアゲハチョウの幼虫の飼育方法を紹介します。

 

 

アゲハチョウの幼虫の飼育はとても簡単です。当たり前ですが、アゲハチョウの幼虫を飼育していると孵化する姿を見ることができます。

 

幼虫から蛹になり、孵化して成虫になる姿を観察することができるので、子供の自由研究などにもいいと思います。

 

今回の記事ではアゲハチョウの特徴や幼虫の飼育方法について紹介するので、アゲハチョウの幼虫を飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。

 

 

 

アゲハチョウの特徴

 

 

アゲハチョウはナミアゲハとも呼ばれる種類で、4月6月8月10月頃と1年間に4回ほど産卵します。特に8月ごろに卵をよく見かけます。

 

ミカンやユズ、山椒などの葉に卵を産むので、庭やベランダにミカンやユズなどの木を置いておくとアゲハチョウが来て産卵をすることがあります。

 

アゲハチョウの幼虫を飼育したい場合はミカンやユズなどの葉っぱに卵や幼虫がついていないか確認して見てください。

 

アゲハチョウの卵は黄色い色をしています。産卵して間もない頃だと白っぽいですが、時間とともに黄色味が増えて、孵化が近ずくと幼虫の姿が助けて見えるようになります。

 

アゲハチョウの幼虫は1齢〜6齢までの段階があります。脱皮を繰り返すことで大きくなり、蒸してから4〜6週間ほどで蛹になり、その後2週間ほどで羽化して成虫になります。

 

1〜4齢までは鳥のフンに擬態していて、黒い体に白い模様が入っています。1〜4齢までは細かい棘のような突起がたくさんあります。

 

5齢になると体色は緑色に変化します。緑色になると餌を食べる量も多くなります。6齢になり、体長が4cmを越えてきて蛹になります。

 

産卵から成虫になるまでの期間はだいたい2ヶ月ほどです。成虫になるまでの期間も短いので自由研究にもいいと思います。

 

 

アゲハチョウの幼虫の飼育方法

 

モンシロチョウの幼虫はキャベツなどを食べますが、アゲハチョウは柑橘系の葉っぱを食べるので、アゲハチョウを飼育する場合はアゲハチョウが食べられる葉っぱを用意しておきましょう。

 

餌をちゃんと用意することができれば飼育はそれほど難しくありません。ミカン科の葉っぱがたくさん必要になるので、アゲハチョウの幼虫を飼育する場合はミカン科の木を購入しておくのがオススメです。

 

アゲハチョウの幼虫を育てるときはミカン科の枝を切り、枝を水差しに入れてケース内に設置するか、枝を切った場所に濡れたティッシュを巻いて、ラップを被せておきましょう。

 

あとはアゲハチョウの幼虫とミカン科の葉っぱを飼育ケースの中に入れておくだけで飼育することができます。

 

 

 

アゲハチョウの成長過程

 

 

アゲハチョウは孵化してから2ヶ月程度で成虫になります。

 

孵化したばかりはみんなが知っている見た目ではありません。孵化したばかりはトゲトゲがたくさんあって、毛虫のような見た目をしています。

 

3齢ぐらいになると鳥のフンのような見た目になります。鳥のフンに擬態することによて、捕食されないようにしています。

 

5齢になると綺麗な緑色になって、背中には目のような模様がある、みんなのイメージするアゲハチョウの幼虫になります。

 

アゲハチョウの幼虫は身の危険を感じると首の後ろから、黄色い角を出します。これは臭角と呼ばれるもので、独特の匂いを発します。

 

6齢になって蛹になる準備に入ると葉っぱを食べなくなります。葉っぱを食べなくなったら蛹になるのが近いので、あまり触ったりせずに静かに観察するようにしましょう。

 

 

アゲハチョウの成虫は飼育できる?

 

アゲハ蝶の成虫を飼育しようと思うと広いスペースが必要になるので現実的ではないと思います。

 

秋頃に孵化した幼虫は蛹になった状態で越冬します。秋頃に幼虫を飼育していて、室内の暖かい場所で保管していると冬場に羽化してしまうことがあります。

 

冬場に羽化すると逃しても餌がないので、そういう場合は飼育ケージで飼育するのもいいと思います。アゲハチョウの成虫の寿命は2週間〜1ヶ月ほどなので、冬場に羽化してしまうと春まで生きるのは難しいです。

 

飼育する場合は幼虫を飼育していた時と同様に止まり木を用意して、餌は水9に対してハチミツや砂糖を1の割合で薄めたものをキッチンペーパーに染み込ませて、止まり木に巻きつけておきましょう。

 

暖かい場所で飼育していると飛び回ろうとして羽をぶつけて怪我をしてしまいます。なので、冬場飼育する場合は涼しくて薄暗い場所で飼育するようにしましょう。

 

 

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