カブトエビの飼育について!カブトエビの寿命や餌・生息地について紹介!!
カブトエビは生きた化石とも呼ばれていて2億年前から姿を変えていないことで知られています。子供の頃自由研究などで育てたことがある人も多いと思います。今回の記事ではカブトエビの特徴と飼育方法を紹介します。
カブトエビはカブトガニと似ていて、原始的な見た目をしています。生きた化石とも呼ばれていて、飼育キットも多く販売されているので飼育したことがある人も多いと思います。
カブトエビは簡単に飼育することができるので、子供の自由研究などにもオススメです。見た目も面白く飼育も簡単なので、興味がある方はぜひ飼育してみてください。
今回の記事ではカブトエビの特徴と飼育方法について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
カブトエビの特徴
見た目はカブトガニに似ていますが、体長は全然違い、カブトガニは30〜40cmほどまで成長しますが、カブトエビは4cmほどまでしか成長しません。
カブトエビはエビと同じ甲殻類の仲間です。ただ、エビよりはミジンコに近い生物です。鰓脚網(さいきゃくこう)と呼ばれるエラ呼吸をすることができる足を持っています。ミジンコやホウネンエビなども同じ鰓脚網を持っていて、同じグループに属しています。
背中には背甲と呼ばれる甲羅で覆われていて、硬い外皮をしています。足の数が多く、40本近くの足を使い、水中を歩き回ります。生きた化石と呼ばれていて、カブトエビはカブトガニとほぼ同時期に地球上に誕生しました。
今からおよそ2億年前に出現したと言われていて、恐竜が生息していたジュラ紀には地球に生息していました。
カブトエビの生態
カブトエビは長生きなイメージもありますが、寿命は短く1ヶ月ほどです。
カブトエビは産卵を終えると寿命を迎えます。カブトエビは孵化してから1ヶ月ほどで産卵をして、産卵を終えると死んでしまいます。
カブトエビはオーストラリアカブトエビを除いて雌雄同体なので、単独で産卵をすることができます。
カブトエビは繁殖期以外はずっと卵のままで生活をしています。卵の状態であれば寒い環境や乾燥した環境でも生き抜くことができます。数年間水のない環境でも卵のまま生き続けることができます。
なので、カブトエビは過去にあった氷河期などを耐え抜いて、2億年前から今まで姿を変えずに生息し続けることができと言われています。
カブトエビの生息場所
カブトエビは外来種で、本来日本には生息していない生き物です。どうやって日本に入ってきたかはわかりませんが、卵が風に飛ばされて運ばれてきた、人の靴などについて飛行機や船などによって運ばれてきたと言われています。
カブトエビは暖かくなると孵化をするので、6〜7月ごろに田んぼを探してみると見つけることができます。
外来種ではありますが、稲作に実害がないことや除草の役に立っているので、あまり問題にはなっていません。問題になっていないからといって、逃がしていいわけではないので気をつけてください。
カブトエビの飼育方法
カブトエビは飼育がしやすいので、初心者の方でも簡単に飼育することができます。
ただ、水温が高くなりすぎると死んでしまうことがあるので、飼育する際はしっかりと飼育環境を整えてから飼育するようにしましょう。
カブトエビはペットショップ以外でもホームセンターやおもちゃ屋さんなどでも販売されています。
飼育キットを購入すると水槽の他に餌や飼育用の水を作るためのものがセットになっていて、それだけで飼育することができます。飼育セットを使用しない場合は水槽に微生物が増えるように腐葉土などを入れて飼育水を作るのがオススメです。
微生物が発生する環境を整えることができれば、餌を与えずに半永久的にカブトエビを育てることができます。
水温が低いと孵化しないので、カブトエビを育てるときは夏場に育てるかヒーターを使って飼育するようにしましょう。
1ヶ月ほどでカブトエビは死んでしまいますが、その後、中の土をとっておいて、また夏場に塩素を抜いた水を入れると土の中の卵が孵化するので、カブトエビを飼育することができます。
飼育容器について
カブトエビは小さい生き物なので、20cmほどのプラケースがあれば飼育することができます。
プラケースでなくても水が貯められる容器であれば問題なく飼育することができます。飼育ケースがあまり小さいと水質が安定しづらいので、なるべくなら20cmほどのプラケースを用意しましょう。
プラケースの水は2週間に1回ほど半分程度水換えをしてください。
水換えをする際はカルキ抜きをした水を足すようにしましょう。水道水の塩素はカブトエビにとっても有害なので、気をつけてください。
カブトエビの餌について
カブトエビは雑食性で、いろいろなものを食べます。
自然下では水草の新芽や微生物、小さな昆虫などを食べています。飼育する際は熱帯魚の餌や金魚の餌などを与えるようにしましょう。
また、水草を入れておくことで、水草を食べたり水草についた微生物を食べるので、飼育する際は水草を入れておくのがオススメです。
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