ホウネンエビの特徴や飼育方法について紹介!!

2019年9月2日

ホウネンエビの特徴や飼育方法について紹介!!ホウネンエビは水の溜まった田んぼなどを探すと見つけることができる生き物です。ホウネンエビの飼育キットも販売されていて、夏休みの自由研究などで飼育したことがある人もいると思います。今回の記事では、ホウネンエビの特徴や飼育方法について紹介します。

 

 

ホウネンエビはとても小さい生き物で、昆虫ではなく甲殻類の仲間になります。日本では初夏ごろから見かけることができる生き物です。

 

ホウネンエビの飼育セットは500円ほどで販売されているので、子供の頃に自由研究などで飼育したことがある人も多いと思います。

 

今回の記事ではホウネンエビの特徴や飼育方法について紹介するので、ホウネンエビを育ててみたいと思う方はぜひ読んでみてください。

 

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ホウネンエビについて

 

 

ホウネンエビは漢字で書くと豊年蝦と書きます。お米などを収穫する時期に発生することからホウネンエビという名前がつけられています。

 

ホウネンエビは水温が上がってきた春頃から田んぼなどで見かけることができます。水温が低いと生きていくことができないので、寒い地域には生息していません。

 

なので、東北地方にはホウネンエビは生息していません。

 

体長は1〜2cmほどのとても小さい生き物で、体を逆さにして水中を泳いでいます。飼育が簡単で繁殖も簡単に行うことができるので、ペットとして意外にも熱帯魚の餌として飼育されることも多いです。

 

飼育が簡単なので、子供の自由研究にもピッタリです。ホウネンエビの他にシーモンキーも自由研究でよく飼育されますが、ホウネンエビとシーモンキーは別の生き物になります。

 

 

 

ホウネンエビの寿命について

 

 

ホウネンエビの寿命は40日ほどととても短いです。

 

寿命は短いですが、簡単に繁殖することができるので、ちゃんと飼育していれば卵を産んで世代交換していきます。

 

ホウネンエビは水温が低いと繁殖しません。水温と水質さえ管理しておけば通年で繁殖することができるので、繁殖をしたい場合は冬場はヒーターをセットして水温が下がらないようにしましょう。

 

 

 

ホウネンエビの飼育方法について

 

 

ホウネンエビは水を入れる容器があれば飼育することができます。コップなどでも飼育できますが、水量がある程度あったほうが水温や水質が安定しやすいので、プラケースなどを使用するのがいいと思います。

 

たくさんのホウネンエビを飼育していると酸欠になってしまうことがあるので、たくさんのホウネンエビを飼育したい場合はエアレーションを用意しておくのがいいと思います。

 

飼育水はカルキ抜きをした水道水を使用してください。カルキ抜きしていない水を入れてしまうとホウネンエビが死んでしまうので注意してください。

 

水温は22〜30度前後になるようにしましょう。夏場水量が少なく、直射日光が当たっていたりするとすぐに水温が高くなってしまうので気をつけてください。

 

 

 

水換えについて

 

 

特に水換えをする必要はなく、足し水をするだけで十分です。

 

このとき、バケツなどに水を入れておき、直射日光が当たる場所に設置した水を足すのがオススメです。カルキ抜きをするという意味もありますが、ホウネンエビは植物性プランクトンを食べます。

 

植物性のプランクトンは水を屋外に放置しておけば勝手に湧きます。植物性のプランクトンが湧いた水をグリーンウォーターと言います。

 

グリーンウォーターは種水がないと湧くのに時間がかかります。なので、川の水や田んぼの水などを少し持って帰って、カルキ抜きした水と合わせてグリーンウォーターを作るのがいいと思います。

 

グリーンウォーターの他にはドライイーストも食べます。

 

グリーンウォーターを用意するのが面倒な場合はドライイーストを購入して、耳かき1杯ほどを与えるようにしましょう。

 

ドライイーストを入れすぎると水が悪くなってしまうので入れすぎには注意してください。

 

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