オカヤドカリの特徴と飼育方法を紹介!!
オカヤドカリは小笠原諸島で天然記念物に指定されているヤドカリです。天然記念物に指定されていますが、ペットとして飼育することができます。今回の記事では、オカヤドカリの特徴と飼育方法を紹介します。
オカヤドカリは名前の通り陸上で生活しているので、ペットとしても飼育がしやすいヤドカリです。
沖縄の亜熱帯に生息しているので、飼育する場合は23度前後の暖かい環境で飼育する必要がありますが、温度をちゃんと管理していれば飼育はそれほど難しくありません。
今回の記事では、オカヤドカリの特徴と飼育方法について紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
オカヤドカリの特徴
オカヤドカリは熱帯に生息しているヤドカリで、沖縄の他には台湾やインド、太平洋にある島に生息しています。
日本に生息しているオカヤドカリは天然記念物に指定されているので、捕獲することはできませんが、小笠原諸島などに行けばオカヤドカリを見つけることができます。
オカヤドカは夜行性なので、昼間は岩陰などに隠れていることが多いです。探す場合は夜に海岸などを探すと見つけることができます。
オカヤドカリは寿命が長く10年以上生きると言われています。30年ほど生きることもあるので、長く付き合うことができるペットです。
ヤドカリは脱皮を繰り返すことで成長します。オカヤドカリは海で暮らすヤドカリよりも頻繁に脱皮をします。
オカヤドカリは砂に潜って脱皮をするので、砂に潜っていても掘り返したりしないようにしましょう。
脱皮の途中で砂を掘り返すと脱皮不全や脱皮中に怪我をしてしまったりするので気をつけてください。
また、オカヤドカリも他のヤドカリと同様に体が大きくなると貝殻を引っ越します。なので、ヤドカリを飼育する場合は同じサイズか少し大きな貝殻をケース内に入れておきましょう。
オカヤドカリの飼育に必要なもの
オカヤドカリを飼育する場合は水槽、水入れ、底砂、ヒーター、シェルターなどが必要です。
簡単にオカヤドカリの飼育に必要なものを紹介します。
水槽
オカヤドカリは水槽で飼育することができます。底砂を厚めに入れる必要があるので、水槽は少し大きめのものを用意するのがいいと思います。
30cmほどあれば問題なく飼育することができます。
底砂
オカヤドカリは脱皮をするとき以外にも、暑かったり寒かったりなど環境の変化によって砂に潜り込むことがあります。
なので、オカヤドカリを飼育する場合は底砂を敷く必要があります。オカヤドカリが潜れるように底砂は15cmほど敷いておくようにしましょう。
砂はなるべく目の細かいサンゴ砂などを選ぶのがいいと思います。
餌の食べ残しやフンなどで底砂は汚れてしまいます。なので、1ヶ月に1回程度底砂を洗って天日干しするようにしましょう。
フンを放置していると底砂が汚れやすくなるので、なるべく頻繁にフンを取り除くようにしましょう。
ヒーター
暖かい地域に生息しているので、冬場はヒーターを使って水槽内を温める必要があります。
15度を下回るとよくないので、寒くなってきたらヒーターを使用して水槽内を温めてください。
爬虫類用のパネルヒーターや暖突などを使用するのがいいと思います。暖かい地域に生息しているヤドカリなので、飼育する場合は23度前後になるようにしましょう。
水入れ
オカヤドカリは貝殻の中に水を溜め込むことができるので、陸上で暮らすことができます。
水分がなくなって体が乾燥すると死んでしまうので、汲み置きしてカルキ抜きした水を入れておきましょう。
ヤドカリは力が強いので、軽い水入れだとひっくり返してしまいます。なので、重さのあるものを使用しましょう。
シェルター
オカヤドカリは夜行性で昼間は岩陰などに隠れています。なので、飼育する場合はシェルターを用意しましょう。
隠れられる場所がないと安心することができないので、シェルターを設置しましょう。シェルターは植木鉢などを割って使用することもできます。
温度・湿度計
温度は23度前後、湿度は50〜60%ぐらいで飼育する必要があるので、温度と湿度計を用意しましょう。
貝殻
オカヤドカリは脱皮を繰り返すことで成長します。体が大きくなると貝殻の引越しをするので、水槽の中には引越し用の貝殻を入れておきましょう。
貝殻は巻貝であればなんでも大丈夫です。近くに海があるなら海岸を歩いて探すのもいいと思います。
探すのが面倒な場合はペットショップでも販売されているので、購入しておきましょう。
オカヤドカリの餌について
オカヤドカリは雑食性なので様々なものを食べることができます。
色々と食べることができますが、同じ餌ばかり与えないで、バランスよく餌を与えるようにしましょう。
オオヤドカリ用の人工餌も販売されています。人工餌は栄養バランスもいいので、簡単に飼育したい場合は人工餌を与えるのがいいと思います。
人工餌の他には魚の切り身などの動物性の餌やサツマイモのやキャベツなので野菜、バナナやリンゴなどの果物がオススメです。
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