ムカデの毒性と刺された時の対処法を紹介!!
ムカデは6〜8月が繁殖期なので、その時期になると見かけることが多くなります。ムカデは毒を持っている昆虫でとても危険です。今回の記事ではムカデの毒性と刺された時の対処法を紹介します。
ムカデは雑木林や畑などに生息していますが、6〜8月の繁殖期になると民家の近くでも見かけるようになります。
また、餌を求めて民家の中へ侵入してくることもあります。ムカデは牙に毒を持っているので、刺されていまうととても危険です。
今回の記事ではムカデの毒性と刺されたときの対処法を紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
ムカデに刺されたらどうなる?
種類によっては毒性が弱かったり、人を噛むことがないムカデもいますが、ほとんどもムカデは牙に毒を持っています。
この毒を使ってムカデは昆虫や時にはネズミなどの小動物を捕食しています。昆虫だけでなく、危険を感じると人にも噛み付いてくるので注意が必要です。
特にアカズムカデやトビズムカデは毒性が強く、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。
アナフィラキシーショックにならなくても、ムカデに刺されると焼けるように痛んだり、痺れたり、刺された部分が大きく晴れたりします。
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ムカデの毒性について
一言に毒といっても、生物は様々な種類の毒を持っています。毒を持っている生物に刺された場合は、その毒の性質に合わせた対処をしましょう。
ムカデの毒性はタンパク質性の酵素で、エイト同じ性質の毒を持っています。
ムカデに刺された時の対処法
タンパク質性の毒は熱によって失活するので、ムカデに刺された時は熱いお湯をかけて洗い流すのがオススメです。
刺された場所に43〜45度ぐらいのお湯をかけてとくことで、毒が分解されて症状を抑えることができます。
ただ、暑すぎると火傷をしていまうので、温度は暑すぎないようにしてください。
エイもムカデと同じ性質の毒を持っているので、海で遊んでいるときにエイに刺された場合も同じ方法で処置をすることができます。
しっかりとお湯をかけて毒を洗い流したら、ステロイド系のクリームを刺された場所周辺に塗っておきましょう。
ムカデに刺されると大きく晴れるので、なるべく広範囲に塗っておくようにしてください。
ムカデに刺された時にやってはいけないこと
ムカデに刺されたらお湯で洗い流す方法を紹介しましたが、お湯の温度が低いと毒が活性化してしまい症状が悪化してしまいます。
なのでお湯は43度以上にするようにしてください。噛まれてから時間が立っている場合は効果がないので、噛まれたらすぐにお湯をかけてください。
また、逆に冷たい水をかけると余計に痛みが増してしまうので、冷たい水もかけないようにしてください。
毒を持っている生物に刺されると口を使って毒を吸い出すという治療法もありますが、ムカデに刺された場合は口で吸い出すということはしないようにしましょう。
ムカデは刺されると刺された周辺に毒が塗られています。それを口で吸い出そうとすると、口の中に毒が入ってしまいます。
口の中に毒が入ると口の中が晴れたり、吐き気や悪寒などの症状が出て危険なので、やめておきましょう。
また、絞り出そうとすると余計に毒が皮膚の中に浸透してしまうことがあるので、ムカデに刺されたら落ち着いて、43度以上のお湯で毒を洗い流してください。
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