ハラビロカマキリの特徴と飼育方法・オススメの餌を紹介!!
ハラビロカマキリは腹部が横に広がっていて、他のカマキリに比べてずんぐりした体をしているカマキリです。今回の記事ではハラビロカマキリの特徴や飼育方法を紹介します。
ハラビロカマキリは腹部が横に広いので、ずんぐりした見た目をしていて可愛いカマキリです。
日本国内にはオオカマキリやコカマキリなど様々なカマキリが生息していますが、その中でもメジャーなカマキリです。
今回の記事ではハラビロカマキリの特徴と飼育方法について紹介するので、ハラビロカマキリに興味があるかたはぜひ読んでみてください。
ハラビロカマキリの特徴
ハラビロカマキリは全長が6〜7cm程度まで成長するカマキリの一種です。他のカマキリと比べると腹部が横に広がっていています。
また、前脚に黄色い突起が2〜3個ぐらいついているので、鎌とお腹を見れば簡単にハラビロカマキリを見分けることができます。
腹部が膨らんでいて、体型がずんぐりしているので、カマキリの中でも可愛らしい見た目をしています。
ハラビロカマキリは他のカマキリに比べて、樹上性が強い種類なので、オオカマキリなどに比べると見つけるのが若干難しいです。
草地よりも樹上にいることが多いでの木の枝などの周りを探してくてください。
川の近くや池の近くなど水辺に生息していることが多いカマキリなので、ハラビロカマキリには高確率でハリガメムシという寄生虫に寄生されています。
ハリガネムシはカマキリのお腹の中で成長して、ある程度成長すると、カマキリを操作して、水の中に入るように命令をします。
水に入るとハリガネムシはカマキリの腹部から這い出してきます。
なので、ハラビロカマキリを飼育する時は一度水を浅く張った容器にハラビロカマキリを入れてください。
寄生されている場合は、数分後に肛門あたりからハリガネムシが出てきます。ハリガメムシは水がないと生きていけないので、そのまま庭などに捨てると他の昆虫の餌になります。
寄生されていたハラビロカマキリは交尾をすることができず、数日で死んでしまうことがあります。
ハラビロカマキリの寿命について
ハラビロカマキリは4〜5月ごろ暖かくなってくると孵化をして、冬を超えることなく、10〜11月ごろに寿命を迎えます。
オスの場合はメスと交尾した際にメスに食べられてしまうことが多く、メスは産卵を終えた後力尽きて死んでしまうことが多いです。
ハラビロカマキリの飼育方法
ハラビロカマキリの飼育はそれほど難しくありません。ハラビロカマキリは冬を迎える前に寿命を全うするので、保温器具も必要ありません。
昆虫用のプラケースで生涯飼育することができます。飼育ケースの中には止まり木を入れて、足場を作って立体的に移動することができるようにしましょう。
餌は2日に1回程度で大丈夫です。ハラビロカマキリのサイズが大きければ、コオロギやデュビアを与えて飼育するのがいいと思います。
ただ、食べ残しやフンは腐敗が早くケース内を汚してしまうので、定期的にフンや食べ残しを取り除くようにしましょう。
コオロギなどの動きのはやい昆虫を与える時は、後ろ足を切り離してから与えるようにしましょう。
クモなどの昆虫を捕まえて与えるのもいいと思いますが、餌を食べる量も多く、採取するのも大変なので、コオロギなどのペット用に販売されている昆虫を与えるのがいいと思います。
ハラビロカマキリの幼虫にオススメの餌
ハラビロカマキリの幼虫はサイズも小さいので、コオロギやデュビアを食べることができません。
生まれたばかりの幼虫を飼育する場合はショウジョウバエなどのコバエを与えるのがいいと思います。
コバエはケース内に昆虫用のゼリーや果物の皮などを入れておくと勝手に繁殖します。
コバエはケースの空気穴から逃げてしまうので、プラケースには目の細かいネットを張って脱走しないようにしましょう。
コバエを繁殖させるのが面倒な場合は羽の生えていないコバエが餌用に販売されています。そう言ったものであれば簡単に使うことができるのでオススメです。
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