なんでおんぶするの?オンブバッタの特徴や見分け方を紹介!
一言にバッタといっても様々な種類がいます。公園や河川敷などでよく見かけるのが、ショウリョウバッタとオンブバッタです。今回の記事ではオンブバッタの特徴と見分け方を紹介します。
オンブバッタは頭が尖っていて小さめのバッタです。原っぱや公園、空き地など様々な場所に生息していて、住宅街でもよく見かけることがあるバッタです。
オンブバッタは見かける機会も多く、簡単に捕まえることができるので、子供の頃に捕まえたことがある人も多いと思います。
今回の記事では、オンブバッタの特徴と飼育方法を紹介するので、オンブバッタを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
オンブバッタの特徴
オンブバッタはキク科の植物が生えているとことに多く生息しているバッタです。
ショウリョウバッタに似ていますが、オンブバッタとショウリョウバッタでは大きさが違います。
オンブバッタはオスが25mm程度で、メスが40mm程度です。比較的小さいバッタなのに対してショウリョウバッタはオスで50mm、メスで80mmほどになります。
見た目はとても似ていますが、体長が違いので、大きかったらショウリョウバッタです。
オンブバッタは緑色の個体が多いですが、茶色の個体もいます。寿命はだいたい3ヶ月ほどです。
6月ごろに孵化したオンブバッタは7〜8月ごろに成虫になります。そして10月ごろまで生きて、その間に交尾をして繁殖をします。
産んだ卵はそのまま冬を越えて、また6月ごろに孵化をします。
オンブバッタはなぜおんぶするのか
オンブバッタはバッタの背中にバッタをおんぶさせていることで有名です。
母親が子供をおんぶしていると思う人も多いですが、おんぶされているのはオスのオンブバッタです。
オスはメスに出会うと逃げられないように背中にしがみつきます。なので、おんぶしているわけではなく、オスが勝手に背中にしがみついているだけです。
オスは交尾が終わるとメスの背中から降りることもありますが、交尾が終わってもそのまま背中に乗り続けることも多いです。
他のバッタも交尾をするときはオスがメスの背中の上に乗っておんぶの体制になります。オンブバッタは他のバッタに比べて背中に乗っている期間が長いのでオンブバッタと呼ばれています。
オンブバッタの飼育方法
オンブバッタは体調の小さいバッタなので、比較的小さいケースで飼育することができます。
もし複数匹飼育する場合は大きめのプラケースを用意するようにしましょう。
ケースにはオンブバッタの餌として、タンポポなどのキク科の植物やネコジャラシなどのイネ科の植物を入れておきましょう。
そのまま入れておくとすぐに枯れてしまうので、小さい瓶などの水差しに入れて設置してください。
他には水入れを設置して水を飲めるようにしておきましょう。水入れは小さいタッパーやペットボトルの底を切って使用するのがいいと思います。
そのまま設置していると溺れてしまうことがあるので、水入れにはウールマットやキッチンペーパーなどを入れて足場を作ってあげてください。
オンブバッタの繁殖について
オンブバッタを繁殖させる場合はケースにマットを入れておきましょう。
オンブバッタは土の中に産卵をするので、昆虫用のマットやバーミキュライトなどをケース内に5cmほど敷いてください。
オスとメスを一緒に飼育していると勝手に産卵をして繁殖することがあります。オンブバッタの卵は6月ごろに孵化をします。
孵化したばかりのオンブバッタはとても小さいので、ケースの隙間から脱走してしまうことがあります。
なので、ケースと蓋の間にはメッシュのシートを挟んでおくのがいいと思います。
孵化したばかりのオンブバッタも成虫と同じ植物を食べます。ただ、葉が硬いとうまく食べることができないので、柔らかくい葉っぱを集めるようにしましょう。
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