カブトムシの幼虫を育てよう!入手方法や飼育方法を紹介!!

2019年1月21日

カブトムシの幼虫を育てよう!入手方法や飼育方法を紹介!!

カブトムシの幼虫はペットショップで購入することができる他、ネットショップでも購入することができます。カブトムシの幼虫は簡単に羽化させることができ、羽化までの様子を観察することもできるので、飼っていてとても楽しいと思います。今回の記事ではカブトムシの幼虫の飼育方法を紹介します。

 

 

カブトムシをペアで飼育していると8月ごろから産卵をして、10月ごろになると幼虫が生まれてきます。ペットショップなどでも3月ぐらいまでなら、カブトムシの幼虫が販売されています。

 

また、近くに山などがあれば、カブトムシの幼虫を採取することもできます。地域のイベントなどでカブトムシの幼虫を採取するイベントなども行われているので、採取したから飼ってみたい人も多いと思います。

 

今回の記事では、カブトムシの幼虫の飼育方法について紹介するので、カブトムシの幼虫を育てようと思う方はぜひ読んでみてください。

 

カブトムシの産卵や卵の管理方法について紹介!!

 

カブトムシの幼虫の入手方法

 

 

カブトムシの幼虫を入手するにはペットショップやネットショップで購入するか、自分で採取する方法があります。

 

カブトムシは基本的に1年のサイクルで生きています。夏に成虫になったカブトムシは1〜3ヶ月ほど生きて、その間に産卵をします。

 

なので、カブトムシの幼虫を採取しようと思ったら、10〜3月ごろに探しに行くのがいいと思います。

 

カブトムシの幼虫は腐葉土を食べるので、腐葉土がある雑木林などを探してください。他にも農家の肥料の中やオガクズの中などにも幼虫がいます。

 

乾燥している場所にはいないので、探すときは湿っている土を探したほうが見つけやすいです。カブトムシの幼虫を探すイベントなどもあるので、始めてで見るけるのが難しい場合はそういったものに参加してみるのがいいと思います。

 

 

 

オスとメスの見分け方

 

 

カブトムシの幼虫はお腹を見ることでおすとメスを見分けることができます。

 

幼虫のお腹を見て、お尻から2番目と3番目の線の間にV時の模様があればオスの可能性が高いです。メスにはこの模様がありません。

 

ただ、ある程度成長が進まないのとはっきりと模様が出ないので、小さいうちはオスメスを見分けることができません。

 

なので、カブトムシの幼虫を購入する場合は2〜3匹購入しておくのがいいと思います。

 

 

 

カブトムシの幼虫の飼育に必要なもの

 

 

カブトムシの幼虫を用意することができたら、飼育に必要な設備を揃えましょう。

 

カブトムシは腐葉土や朽木などを食べています。飼育する場合は腐葉土の代わりに昆虫用のマットという土のようなものを使用します。

 

カブトムシの幼虫はこのマットと飼育ケースがあれば飼育することができます。マットを入れた飼育ケースにカブトムシの幼虫を入れて飼育します。

 

同じ飼育ケースで複数の幼虫を飼育することもできます。単独で飼育した方が大きくなるとも言われていますが、多頭飼育だと大きくならないというわけではありません。

 

多頭飼育だと一つのケースで飼育することができるので、最初は多頭飼育をするのがいいと思います。

 

 

 

飼育ケースのサイズについて

 

 

単独飼育なら1000cc程度のボトルで飼育することができます。カブトムシの幼虫は蛹になるときに縦方向に蛹室を作ります。

 

なので、飼育ケースはマットが10cm以上敷くことができる高さのある容器が必要になります。

 

蛹になるときにマットの深さが足りないと、変形してしまったり、死亡してしまったりすることがあります。なので、単独飼育する場合は高さのあるクリアボトルを使用するのがいいと思います。

 

多頭飼育の場合は広さのある大きな飼育ケースがオススメです。飼育ケースは幼虫同士がぶつかり合わないようにサイズを選びましょう。

 

飼育する幼虫の数にもよりますが、5頭近く飼育する場合は40cmサイズぐらいのプラケースを使用するのがいいと思います。

 

マットについて

 

カブトムシの幼虫を飼育する際は飼育ケースの他にマットが必要になります。

 

野生のカブトムシの幼虫は腐葉土や朽ち木を食べているので、腐葉土の代わりに幼虫の餌となるマットを用意しましょう。

 

カブトムシ用のマットは同じように見えますが、様々な種類があります。幼虫を育てる場合は発酵マットを選ぶのがオススメです。

 

発酵マットとはクヌギやブナなどのチップを発酵させて作られたマットです。発酵していないマットに比べて栄養価が高く幼虫の飼育に最適です。

 

マットをケースに敷く時はマットを霧吹きなどで湿らせて、手で握ったら形ができるぐらいまで湿らせましょう。

 

 

飼育環境の管理について

 

 

飼育温度はそれほど気にしなくても大丈夫です。室内で飼育して入れば温度が下がりすぎることはありません。

 

カブトムシの幼虫を飼育しているとケースの中がフンで一杯になってしまうことがあります。

 

フンが一杯になったら、マットを交換してください。マットを交換するときはケースから幼虫と古いマットを取り出して、新しいマットを入れて、そこに幼虫を入れてあげてください。

 

6月以降になると蛹になる準備をするので、マットの交換は5月よりも前に行っておくようにしてください。5月になってもフンが上部に溜まる場合はフンを取り出してマットを足してください。

 

また、マットが乾燥するのもよくないので、マットは常に握ったら形が残る程度に湿らせておきましょう。乾燥してるなと思ったら霧吹きなどで湿らせてください。

 

 

カブトムシの幼虫を飼育するときの注意点

 

 

カブトムシの幼虫はずっとマットの中で過ごしていますが、飼育環境が悪くなるとマットの上に出てきてしまうことがあります。

 

なので、幼虫がマットの上に出ていたら、飼育環境を改善するようにしましょう。よくある原因は、餌や水の不足、酸素不足、マットの高さが足りないなどです。

 

マットの上にフンがたくさんある状態だとマットの内部は食べられる部分が少なくなっている可能性があります。なので、フンがたくさんあったらマットを交換するようにしましょう。

 

マットに水分が不足していても、外に出てきてしまいます。マットを触ってパラパラだと水分不足です。マットの水分の目安は、マットを握ったときにマットが丸まるぐらいがちょうどいいです。

 

マットは再発酵をしてガスを発生させることがあります。ガスが発生すると酸素不足になってしまうので気をつけてください。マットから動物の糞のような匂いがする場合はガスが発生しています。匂いがある場合はケースの蓋を開けて換気をするようにしましょう。

 

通気性が悪いとガスが発生していなくても酸素不足になることがあるので、餌や水が不足していないのに幼虫が外に出てしまう場合は蓋を開けて通気性をよくしておくのがいいと思います。

 

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