日本に生息しているサソリ!ヤエヤマサソリの特徴と飼育方法について紹介!!

2019年9月10日

日本に生息しているサソリ!ヤエヤマサソリの特徴と飼育方法について紹介!!ヤエヤマサソリは日本に生息している小型のサソリです。サソリは海外に生息しているイメージがありますが意外に日本にも生息しています。ヤエヤマサソリは毒性も低いのでペットとして飼育されることがあります。今回の記事ではヤエヤマサソリの特徴と飼育方法について紹介します。

 

 

ヤエヤマサソリは非常に小型のサソリで毒性も弱く性格もおとなしいのでペットとして飼育されることがあります。

 

小さいプラケースで飼育することができるので、サソリの入門種としても人気があります。

 

今回の記事ではヤエヤマサソリの特徴や飼育方法について紹介するので、ヤエヤマサソリを飼育してみたい方はぜひ読んでみてください。

 

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ヤエヤマサソリについて

 

 

ヤエヤマサソリは日本に生息しているサソリです。サソリは外国に生息しているイメージがありますが、実は日本にも生息しています。

 

日本にはヤエヤマサソリとマダラサソリの2種類のサソリが生息しています。どちらも毒性が微弱で性格もおとなしいのでペットとして飼育することができます。

 

ヤエヤマサソリはとても小さいサソリで、体長は3〜4cmほどでとても小さいサソリです。体長は尻尾を伸ばした時の大きさなので、尻尾を丸めている状態だと2cmほどしかなくとても小さいです。

 

体長が小さく毒針も小さいので、人を刺そうとして人間の皮膚を突き破ることができません。なので、サソリの中では特に安全に飼育することができます。

 

ヤエヤマサソリは名前の通り日本の八重山諸島に生息しています。日本以外には東南アジアやオセアニアなどに広く生息しています。

 

 

 

ヤエヤマサソリの生態

 

 

ヤエヤマサソリは森林に生息しているサソリで、多くは樹皮の裏などの物陰に隠れています。

 

倒木や岩の隙間など暗くてジメッとした場所に生息していることが多いので、見つけたい場合はそう行った場所を探してみるのがいいと思います。

 

倒木の樹皮をめくってみると様々な生き物を見つけることができます。サソリ以外にもヤモリやゴキブリなどが出てくることがあるので、苦手な人は気をつけてください。

 

ヤエヤマサソリはシロアリなどの小型の昆虫を食べています。なので、シロアリが生息している倒木にはヤエヤマサソリが生息していることが多いです。

 

また、ヤエヤマサソリは珍しくメスだけでも繁殖を行うことができます。メスだけで繁殖することができるサソリはヤエヤマサソリの他にも7種類ほど見つかっています。

 

 

 

ヤエヤマサソリの販売価格

 

 

ヤエヤマサソリはショップにもよりますが3000円ほどで販売されていることが多いです。

 

ヤエヤマサソリはメスだけで繁殖することができるので、単独で飼育していれば繁殖させることができます。

 

ヤエヤマサソリの幼体はとても小さくて可愛らしいです。しっかりと飼育しているだけで繁殖させることができるので、飼育していて楽しいと思います。

 

 

 

ヤエヤマサソリの飼育方法

 

 

他のサソリと同様の方法で飼育することができます。

 

ただ、ヤエヤマサソリはとても小さいので、プラケースも小さいもので十分です。

 

プリンカップでも飼育できるほど小さいです。ただ、プリンカップだと脱走されてしまうことがあるので、プラケースを使用するのがいいと思います。

 

飼育ケージにピートモスなどの床材を薄めに敷いておきましょう。湿度の高い環境に生息しているので、保水性の高い床材オススメです。

 

あとはコルクバーグや樹皮や流木などをいれておくと隠れる場所ができてストレスを減らすことができます。

 

多湿の環境に生息しているので、ケージ内は常に湿っている状態にしてください。小さいタッパーに水とミズゴケを入れたものをケージ内に設置しておくと湿度が下がりづらくなります。

 

ヤエヤマサソリは暖かい地域に生息しているので、飼育する際はパネルヒーターなどを用意してケース内の温度が下がらないようにしてください。

 

安全に飼育するなら25〜28度前後で安定されて、20度を下回らないように注意してください。

 

夏場は部屋を閉め切っていると温度が上がり過ぎてしまうことがあります。30度以上になっても問題ありませんが40度とかになると流石に死んでしまうので、家を出るときは部屋の温度に気をつけたり、直射日光が当たらないようにしましょう。

 

 

 

ヤエヤマサソリの餌について

 

 

ヤエヤマサソリを飼育する場合はコオロギを与えるのがいいと思います。ヤエヤマサソリはとても小さいので、与えるコオロギも小さいものを選ぶようにしてください。

 

コオロギはペットショップでサイズ別に販売されています。ヤエヤマサソリはそれほどたくさんの餌を食べるわけではありません。週に1〜3匹ほどしか食べないので、餌が余ってしまったり、大きくなってしまいます。

 

なので、ヤエヤマサソリを飼育する場合はコオロギなレッドローチなどを繁殖させながら、小さい個体を探して与えるのがいいと思います。

 

 

 

ヤエヤマサソリの繁殖について

 

 

ヤエヤマサソリはメスだけで繁殖するので、飼育していると繁殖してしまいます。

 

飼育していて最近体がふっくらしてきたなと思ったら卵を持っている可能性があります。

 

体がふっくらしてくると10日ほどで幼体が生まれてきます。生まれた幼体は1週間ほど母親の背中の上で過ごし、1週間が過ぎて1度目の脱皮が終わると親離れをします。

 

親離れをした後も親と子供を同じケージで飼育していると親が子供を食べてしまうので、親を別のケージに移すようにしましょう。増やしたくない場合はそのまま飼育するのがいいと思います。

 

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