ヒラタクワガタの特徴や採取方法・飼育方法を紹介!!
ヒラタクワガタは国産のクワガタの中でも人気の種類です。一言にヒラタクワガタといっても、日本にはたくさんの種類のヒラタクワガタがいます。今回の記事ではヒラタクワガタの特徴や飼育方法、繁殖方法を紹介します。
ヒラタクワガタは国内にも様々な亜種が存在しています。クワガタの中でも大型で人気の高い種類です。一般的にヒラタクワガタと言えば本土ヒラタクワガタのことを指します。
住んでいる地域にもよりますが、ヒラタクワガタはクワガタの中でも見つけづらい種類です。
今回の記事では、ヒラタクワガタの特徴と飼育方法、繁殖方法を紹介するので、ヒラタクワガタを飼ってみようと思う方はぜひ読んでみてください。
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ヒラタクワガタの特徴
クワガタは山の中や森の中などの森林に生息している昆虫ですが、ヒラタクワガタは森や山の他に河川近くの森や林に生息していることが多いクワガタです。
比較的暖かい環境を好むので、東日本より西日本の方がヒラタクワガタを見つける機会が多いです。
暖かい場所が好きで、寒さに弱い昆虫なので、飼育する場合は暖かい環境で飼育するようにしましょう。
平べったい体が特等的で、名前の由来にもなっています。顎が大きく挟む力も強いので捕まえる際は注意してください。
クワガタの中でもなかなか見つけづらい種類で、捕まえるのが少し大変です。ペットショップなどで販売しているので、ヒラタクワガタを飼育したい場合はペットショップなどで購入するのがいいと思います。
ヒラタクワガタの大きさについて
ホンドヒラタクワガタの場合はオスの体長は20〜75cmほどと言われています。
最大サイズでは80cmを超えると言われています。採取する場合は60cmを超えていると大きなサイズのヒラタクワガタと言えると思います。
海外にはホンドヒラタクワガタよりも大きな、パラワンオオヒラタクワガタと呼ばれる種類のヒラタクワガタがいます。パラワンオオヒラタクワガタはヒラタクワガタの中でもとても大きくて、最大で110cmを超えることもあります。
ヒラタクワガタの見た目について
ヒラタクワガタは平べったい体に大きなアゴが特徴的です。
オスはまっすぐで大きなアゴをしていて、内歯は根元の方に大きなものがついていて、先端の方までギザギザの小さい内歯がついています。
ヒラタクワガタのメスは大きな個体や小さい個体などサイズもバラバラなので見分けるのが難しいです。ヒラタクワガタのメスを見分ける時は前脚のトゲを観察してみてください。
ヒラタクワガタのメスの前あしは横に広がっていて棘も大きいので、他のクワガタとも見分けやすいと思います。
ヒラタクワガタの寿命について
ヒラタクワガタは卵から孵化して1年ほどで成虫になります。成虫になってからの寿命は個体にもよりますが1〜3年ほどです。
ヒラタクワガタの採取方法
ヒラタクワガタは飛翔性があまり高くありません。なので、明かりを灯して昆虫を集める灯火採集だとヒラタクワガタは集まりづらいです。
ヒラタクワガタを捕まえる場合は木の穴(ウロ)や樹皮の裏を探してみてください。
ヒラタクワガタは飛翔性があまり高くないので、基本的にはウロや樹皮の裏に隠れています。
クヌギやナラなどの樹液の出る広葉樹を探し、そこにあるウロや樹皮の裏を探して見てください。手で捕まえるときに噛まれると出血してしまうこともあるので気をつけてください。
ヒラタクワガタの飼育方法
ヒラタクワガタは見つけずらく採取も難しいので、クワガタの採取に慣れていない方はペットショップなどで購入するのがいいと思います。
購入するときは餌を食べているかどうかを確認しておくのがいいと思います。カブトムシやクワガタは孵化したてだと餌を食べません。
また、体調を崩していたり、寿命が近いと餌を食べません。なので、餌を食べていない場合は体調を崩していたり寿命が近い可能性があります。
繁殖を目的としない場合はマットと転倒防止のために止まり木などを入れて、昆虫ゼリーを与えれば飼育することができます。
寒さには弱いクワガタなので飼育するときは気温が高い場所で飼育するのがいいと思います。
蓋の間に新聞紙を挟んでおくとコバエの発生を防ぐことができ、湿度の管理もしやすくなります。新聞紙の他にはコバエ防止用のネットも販売しているので、そういったものを用意しましょう。
ヒラタクワガタの繁殖方法
ヒラタクワガタは繁殖させる場合は成熟したオスとメスを同じケースで飼育してください。成熟していないと交尾しないだけでなく、喧嘩をしてしまいます。
ヒラタクワガタのオスがメスを挟んでいたり、メスがずっと隠れている場合は成熟していません。
喧嘩をしている場合は別々のケースで飼育して、しばらく様子を見てからまた同居させるようにしましょう。だいたい孵化をしたのち、餌を食べ始めてから3ヶ月程度が成熟の目安になります。
ペアで飼育するケースは大きめのケースを使って、ケースの3分の2ぐらいまで、完熟マットやくわマットを敷いて、しっかりと押しかためてください。
マットをしっかりと押しかためたら、その上に2〜3cmほどマットを敷いてください。このマットは押しかためないようにして、ふわっとさせておきましょう。
あとは単独での飼育と同じように転倒防止の止まり木や昆虫ゼリーを設置して、コバエの発生を防ぐために新聞紙を蓋の間に挟んでおきましょう。
1〜2週間ぐらいオスとメスを同居させたら、オスをケースから出して、メスだけで飼育してください。
交尾をちゃんとしていれば、ケースの側面に卵や幼虫を見つけることができます。幼虫を見つけることができたら、ケースからメスのヒラタクワガタを取り出してください。
幼虫の飼育方法
幼虫を確認することができたら、1ヶ月ほど幼虫を飼育して、幼虫がある程度大きくなったら割り出しをしましょう。
割り出しは新聞しや大きなケースの上でマットをそっと割って取り出してください。幼虫はまだ小さく柔らかいので、扱いには気をつけてください。
割り出した幼虫は個別で飼育するのがいいと思います。割り出したマットをプリンカップなどの容器に入れて、容器には幼虫を1匹ずつ入れて飼育してください。
大きくなり始めたら、プリンカップから飼育ビンに移動させるようにしてください。マットでも飼育することができますが、クワガタの幼虫を飼育するときは菌糸ビンを使われることが多いです。
幼虫は温度が高い環境の方が成長が早いので、早く成虫にしたい場合は25度前後の環境で飼育するのがオススメです。
25度前後で飼育すれば10〜12ヶ月ほどで孵化します。温度管理をしなくても孵化します。温度管理をすることができない場合は時間をかけてゆっくり飼育するのがいいと思います。
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